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完全ワイヤレスイヤホン SoundPeats Truengine 3SE を購入

はい、どうも。
タウカッパと申します。

完全ワイヤレスイヤホン SoundPeats Truengine 3SE を購入いたしました。
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使ってみた感想を最初にまとめておきます。
1万円未満の完全ワイヤレスイヤホンの中では、最も満足度の高い商品群のひとつとなりそうです。

良かった点
耳のくぼみにフィットする本体形状。
装着しても重さを感じない軽量さ。
運動しても落ちそうにないフィット感。
タッチ操作なのでボタンのクリック音が響いてこない、ポジションがズレにくい。
Bluetooth 接続が安定している。
パワフルな音質。


悪かった点
タッチセンサーがわかりにくくて、操作しにくい。
防水が IPX7ではない。


〜音質が良くないと思ったら試してみること〜
もし、SoundPeats Truengine 3SE の音質が良くないと感じているなら、試してみるべきことがあります。
1.イヤーピースを交換してみる。
2.耳への差し込み具合を調整してみる。
基本的なことで恐縮です。
カナル型のイヤホンは、装着具合で音質がガラッと変わることがあります。
イヤーピースは自分が最もフィットすると思ったものだけではなく、その前後のサイズについても音を鳴らして確認をしてみたほうがよいです。
イヤーピースを耳へ挿入する深さを微調整するだけでも音質がガラッと変わることもありますので、少し浅めに挿入してみるとか、ちょっと角度を変えて深めに挿入してみるとかしてみると良い結果が得られることがあります。


では、レビューします。

まず、商品の特徴、スペック、価格等を整理します。

完全ワイヤレスイヤホン
Bluetooth 5.0
bluetoothチップ QCC3020搭載
Bluetooth通信距離は10m
左右同時伝送 TWS plus方式
対応コーデック SBC/AAC/aptX
左右いずれか片方単独でもモノラルのイヤホンとして使用可能
タッチセンサーによる操作方式
防水 IPX5
通話用ノイズキャンセルCVC8
イヤーピースはサイズの異なるシリコン製3組とウレタンフォーム製1組が付属
充電ケースは-*-*-cmの小型、本体含めて-gで軽量
バッテリー持続時間はイヤホン本体で最大6.5時間、付属の充電ケースを合わせて最大30時間
イヤホン本体は充電ケースに収納することによりマグネット接続で充電される。充電-分で-時間程度使用可能。
充電ケースの充電ポートはUSB type-c。フル充電は2時間ほど
USB type-cケーブル付属
Amazonでの販売価格6,290円

アクティブノイズキャンセルなし
外音取り込みなし
ACアダプタなし

以上の特徴、スペック、価格からすると良さそうな感じですね。ipx7防水ではない点だけ少しひっかかりますけど。
発売されたばかりのため、Amazonにはまだユーザー評価はあがっていませんでした。
早速レビューしていきます。


使用感レビュー〜開封からペアリング〜
開封すると本体は充電ケースの中に納められた状態となっていました。
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充電ケースは、蓋が平たく外周は角ばっていますが、全体としては丸みを帯びていて小型ですので、バッグの中への出し入れもスムーズに行なうことができます。底面は平面になっているので机上に置いた時などに転がることがありません。充電器の充電ポートはUSB type-cとなっていて、ケーブル接続の際には表裏の確認が必要なく、利便性が高いです。
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この手の商品には、まだ、 microUSBを採用しているものも多いので、この点は本機の利点です。なお、USB type-cケーブルは付属していましたが、充電器までは付属していませんでした。

この商品にはシリコン製のイヤーピースがSML3サイズ各1組とコンプライのウレタンフォーム制イヤーピース1組が同梱されています。
イヤホン本体と充電ケースはどちらもラバー系のコーティングがされています。プラスチック感丸出しのものよりも高級感はありますが、経年劣化によりべたつきが発生する心配があります。そのような心配があるのであれば、個人的には、コーディングなしで少しでも安くしてくれた方がありがたかったです。

イヤホン本体には左右それぞれにタッチセンサーが搭載されていて、そのタッチセンサーで操作することになります。
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電源のオンオフは、充電ケースに収納した状態での蓋の開閉に連動します。
イヤホン単独でもタッチセンサーで電源のオンオフ操作が可能です。即座に電源をオフにする事ができますので、飛行機に搭乗する際などでも困ることはなさそうです。
イヤホン本体のバッテリー持続時間でも足りるような用途であれば、充電ケースを携行せずに、本体のみを持って出かけても大丈夫です。
電源がオンになるとそのままペアリングモードに移行します。
ペアリングが完了している場合には、電源オンになると自動的に接続します。
ペアリングが完了していても接続する相手がいない場合には、接続待機と同時にペアリングモードとなります。
左右のタッチセンサーは基本的には同じ動作をしますが、ボリュームや、スキップは右と左で動作が異なります。
慣れるまでは少々混乱しそうです。
また、タッチセンサーなので、意図せず誤った操作をしてしまうことがあります。


使用感レビュー〜装着感〜
ワイヤーの煩わしさから解放され快適そのもの。
イヤホン本体はやや大きめに見えますが、耳の凹みへの収まり具合は良好で、不快感はなく、安定感がありますし、軽量なので負担を感じません。また、厚みが抑えられているため、装着していても目立ちません。
この商品にはイヤーピースがSML3サイズ各1組とコンプライのウレタンフォーム製イヤーピース1組が同梱されています。シリコン製イヤーピースは傘の裾が広がっているためフィットしやすいです。
商品の開封時点では、Mサイズのイヤーピースがイヤホン本体に取り付けられています。


耳にかけるフックやイヤウイングなどはありませんが、運動時などでも安定しています。

センサーが小さいため、装着具合を微調整する際でも、タッチセンサーに誤って触れてしまうことが起きにくく、思っていた程は誤操作が発生しにくいです。

イヤーピースのサイズ合わせの際には、装着したフィーリングの確認だけではなく、実際に音を鳴らして音質の確認をしてみることも必要です。
今回は私にとっては、音質の面ではM/Lサイズは同等で良く、Sサイズは良くありませんでした。コンプライのウレタンフォーム製イヤーピースは最も装着感が自然でなおかつ遮音性が高く低音がリッチになります。
安いイヤホンにコンプライのウレタンフォームイヤーチップが付属してくることは稀です。試用してみて気に入ったのなら、どんどん使ってしまいましょう。ウレタンフォームは使用しなくても経年劣化が早いので、ありがたがってとっておいてはもったいないです。


使用感レビュー〜バッテリー持ち・携帯性・操作性・防水性能〜
イヤホン本体の音楽再生可能時間は最大約6.5時間となっていて、完全ワイヤレスイヤホンとしては平均的ですし、実使用上も必要十分といったところです。仮に、1日の使用内容の内訳=音楽再生1時間×3回+通話合計1時間+待ち受け、とすると本体だけでも十分だけど余裕はない感じですね。
充電ケースも合わせた最大使用可能時間は30時間となっていて、長距離移動時などでも十分ではないでしょうか。
使用内容によっては、充電ケースを携行する必要はなく、イヤホン本体だけを持って出かけても大丈夫だと思います。

イヤホンそのものは小型軽量なので携帯性が悪いなどということはあり得ません。
また、充電ケースも小型軽量なので、持ち運ぶのも苦にはなりません。

操作方法はタッチセンサー式になっています。もし、実ボタン式であれば、ボタン操作のクリック音が響いてくるとか、装着ポジションがずれてしまうとかの問題が生じますが、タッチセンサー式なので、そのような問題は生じません。
ただ、意図せず触れてしまっただけで、センサーが反応して誤操作が生じるという問題はあります。
また、タッチセンサーの範囲が狭いため、操作ミスをすることが多いです
操作は左右どちらのイヤホンでも行うことができますが、ボリュームの操作や、音楽再生のスキップ/バックなどは左右で異なる反応をするものもあります。
タップする回数や長さに対して、様々な操作が割り振られていて、色々な操作を行うことができます。ただ、快適とは言えず、結局はスマホ側で操作をすることが殆どだと思います。

本気の防水性能はIPX5となっていて、汗が付着したり雨に打たれたりした程度では問題にはならないはずですが、格安の中華系完全ワイヤレスイヤホンでもIPX7のものも多く存在しているので、この点については少々残念です。


使用感レビュー〜音楽リスニング〜
付属のMサイズのイヤーピースおよびコンプライのウレタンフォームイヤーチップを交換しながら音楽を聞いてみました。
スマホとペアリングをして、音楽を聴いてみました。実際に音楽を聴いている間、スマホをズボンの前ポケット、後ろポケット、カバンの中と入れ替えてみましたが、何の状態でも接続が安定していました。
音質も極めて良好です。先に所有していたTaotronics Sound Liberty77と比較しても一歩上を行っている感じです。
コーデックをSBCで統一して聴き比べても、SoundPeats Truengine 3SE の方が低域の量感で勝っていますし、aptXが利用できる状況であれば、SoundPeats Truengine 3SE
は高域の伸びや透明感が増してきます。
ただ、単純にSoundPeats Truengine 3SE の音質がどうかと言うと、コーデックがaptXであったとしても、高域の伸びが不足していて硬い感じがします。決して悪いわけではないのですが、デュアルドライバーでもこんなものか、と言う落胆がありました。


使用感レビュー〜映画鑑賞〜
映画鑑賞においても音質は良好でした。
効果音には迫力があり、それでいてセリフが聞き取りやすいです。


〜TAOTRONICS TT-BH07と音楽聴き比べ〜
TT-BH07の特徴をまとめます。
2016年頃発売
Bluetooth 4.1
対応コーデック SBC/aptX
左右のイヤホンがコードでつながった形状
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当時の価格は3,000円を切る程度だったと思いますが、現在ではアマゾンで2,200円で扱われています。
今となっては明らかに旧世代の仕様ですが、当時、価格からは考えられない音質ということで大ヒットした機種です。
早速、こちらの機種に取り替えて音楽を聴いてみました。
一聴しただけなら、同価格帯(3,000円未満)の有線イヤホンと遜色のない音質です。これなら満足して音楽を聴くことができます。
SoundPeats Truengine 3SEと比べると、低域がボワついていて、全体に描写が甘いです。

〜ENACFIRE CF8003と音楽聞き比べ〜
CF8003の特徴をまとめます。
2017年頃発売
Bluetooth 4.1
対応コーデック SBC
片耳だけのモノラルイヤホン
超小型
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現在は既に販売終了となっていますが、当時の価格で2500円前後だったと思います。
早速こちらの機種でも音楽を聞いてみました。
低音から高音までナチュラルに聞かせてくれるので、気持ちがいいです。中低域が豊かで温かみのある音です。Sound Peats Truengine 3SEは片耳使用でモノラル化して聴いてみました。CF8003はSound Peats Truengine 3SEと比べると低域がボワついていて、高域は全く伸びていません。モノラルなので当然ではありますが、音場再現という点では両耳使用時Sound Peats Truengine 3SEには全くかないません。


音質   :★★★★☆
装着感  :★★★★★
接続安定性:★★★★★
バッテリー:★★★☆☆
携帯性  :★★★★★
操作性  :★★★☆☆
防水性能 :★★★☆☆
遮音性  :★★★★★
外音取込み:なし
ノイキャン:なし
通話品質 :未評価
コスパ  :★★★☆☆

音質は、価格からすれば非常に良いのですが、デュアルドライバーに期待し過ぎてしまっていたことと、自分の好みとの相違でマイナスにしました。
星をつけてみると、バッテリーや操作性の項目の得点が低いように見えてしまうが、これは携帯性などとの兼ね合いから考えれば仕方のないところだとわかる。実際問題、非常によくまとまっていると思う。バッテリーと操作性、携帯性をひとまとめにして星をつけるのなら、やっぱり★5つです。
コスパは高いとは思うのですが、事前に自分で設けた6000円未満というラインを超えてしまっているため、減点しています。ただ、私は実際には発売記念のクーポンを適用して5100円程で入手していますので、その点を踏まえれば★4つに極めて近いです。

個人的な希望としては、防水性能の向上、IPX7を望みます。いくら装着感が高かったとしても、何らかの理由で水中に落としてしまうことはあるでしょうし、防水性能は高いに越したことはありません。私が以前に使っていたSoundPeatsのワイヤレスイヤホンは、うっかり洗濯してしまって壊れてしまいました。IPX7なら洗濯しても大丈夫というわけではないだろうけれども、なんとか生き延びてくれる可能性はある。
それから音質の向上。これは難しい注文なのかもしれないが、デュアルドライバーなら広域の音質がもう少し改善できるのではないかと期待しています。と言っても、音声が圧縮されてくるのだから難しいんだろうな。でも、それができないなら、デュアルドライバーである必要はないだろうし、シングルドライバーの商品でコストを抑えつつ、頑張って音質を追求した方がいいんじゃないかと思う。
それから、採点には含めていないけれども、ロゴマークがカッコ悪い。以前のロゴマークがかっこよかったわけではないけれども、今のロゴマークはかっこ悪い。もう一度言います。今のロゴマークはかっこ悪い。
これらの改善が出来て、6000円を切ったら星四つ、5000円を切ったら星五つです。

左右間有線のワイヤレスイヤホンTT-BH07のコスパを基準にすると、中華系格安の完全ワイヤレスイヤホンでは5,000円以下のものから選びたいです。高くても6,000円未満。
それを超えると一流メーカー品に手が届きそうな値段になってしまいます。
また何か購入をしたら記事にしたいと思います。