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Anker Soundcore Liberty Neo 2 購入レビュー

はい、どうも。
タウカッパと申します。

Anker Soundcore Liberty Neo 2 を購入しましたのでレビューします。
すでに各所ブログやyoutubeで好評のようですが、個人的には納得のいかない点もありましたので、重箱の隅をつつくかのような細かな点ではありますが確認していきたいと思います。
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商品概要
Anker Soundcore Liberty Neo 2 はベーシックな完全ワイヤレスイヤホンで、ノイズキャンセリング機能や外音取り込み機能などは搭載していません。そのぶん曲の送り戻し、音量上げ下げなど基本的な操作をイヤホン単体で行うことができて操作性に優れていますし、価格は ¥4,990 と買いやすくなっています。

今回のモデルチェンジにおける注目点を以下に列記します。

・操作が物理ボタン式に変更になった
前モデルのタッチセンサー式で起こりがちな誤操作が生じにくくなりました
ちなみに、ボタン表面はシリコン状の柔らかい素材で覆われていて、つや消しになっていますので指紋汚れがつきにくいのもありがたい

・物理ボタンが柔らかい
ボタンを強く押す必要がなく、耳が痛くなりにくいです
ボタンを押した際のクリック音が小さく、不快な音が響かない
個人的にはこれまでで最高の物理ボタンです
ボタンが固くて音が大きい場合「ガチッ」、標準的な場合「カツ」、柔らかめの場合「コン」だとすると、
本機は「コン」という感じで不快感がありません
NobleAudio Falconやag TWS04K、LYPERTEK TEVIなどは「カツ」で、これでも不快感はないのですが、Anker Soundcore Liberty Neo 2はクリック音がさらに小さく、押し心地もソフト
数年前の片耳ワイヤレスイヤホンでは「ガチッ」と不快な音がなるものもありましたが、最近では安物でもこのタイプのものは減っているのかな?

・音質調整が可能になった
スマホアプリにはあらかじめ数多くのプリセットが用意されているので簡単に変更することができます
更にこだわりたい場合には、8バンドのイコライザーを調整することができますし、多数メモリーしておくこともできます
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・ボタン操作のカスタマイズができる
スマホアプリによってボタン操作に対する機能割当を変更することができるようになりました
左右それぞれ、ワンクリック、ダブルクリック、長押しに対して曲送り、曲戻し、音量上げ、音量下げ、再生/停止、音声アシスタント呼び出しから割り当てることができます
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・バッテリー駆動時間が倍増した
イヤホン本体では5時間から10時間に、充電ケース込みでは20時間から40時間に延びました
ただし充電ケース充電時間は1.5時間から2時間に伸びています
充電ケースの充電はうっかり忘れがちです。40時間も持つなら毎週一回の充電を習慣にしてしまえば、うっかりの場合にも余裕で対応できそうです。
私はケースすら持ち歩きたくないズボラ人間なので、ケース無しでも長時間使用できるのがありがたい
本機ではボタンの長押しで電源のオンオフも可能ですので好都合
ただ、ちょっと問題点もあったのでこのあとに記載していきます

特に重要な点は以上の点かとおもいますが、この他にも改良点は多々ありますのでそれを以下に列記します

・ワイヤレス充電に対応しました
・充電ケースの充電端子がmicro USB から、USB Type-C に変更になりました
・片側のみでの使用が右側のみ対応から、左右どちらも対応になりました
・片側使用時のボタン操作が両側使用時とは別に設定変更できるようになりました
左右それぞれダブルクリック、長押しに対して、音量上げ、下げ、曲送り、戻し、再生/一時停止、音声アシスタントから割当可能です
ワンクリック操作はありませんが、接続先がandroidスマホの場合音量上げとして作動しまうようです。
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・デザインが変更され、よりフィット感が向上しました
これは個人個人で評価が分かれると思いますが、個人的には非常に良かったです


ここまででベーシック機としては完璧な仕様になっていると思いました
フィット感や音質についてはどうしても個人個人で合う合わないということが生じると思いますが、その他については隙のない内容になっていると感じました

実際に使用してみて良かった点、悪かった点をまとめていきます

再生機側には下記のものを使用しました
Pixel3XL
Xperia XZ premium
Zenfone6
moto g7 plus
moto g100
Huawei Watch GT2e
上記各種スマホではamazon music及びradikoを利用しました
Whuawei Watch GT2eではaacファイルを再生しました

Anker Soundcore Liberty Neo 2 のここがダメ
・接続安定性が低め
電波送信経路を遮られると容易に途切れます
左右いずれか片方が遮られると、左右両方が不安定になり、これが左右の別なく発生します
通勤ラッシュの駅や電車内では試していませんが厳しいのではないでしょうか
ただ、片側使用時には結構安定しています
電波の経路を遮られる確率が1/2になるからなのか?
ちょっと理解に苦しみます

・イヤホン単体で電源オフ操作(8秒間長押し)を行うと他の操作(1秒または2秒長押し)が発動してしまう
本機ではイヤホン単体でボタン操作によって電源オフが可能ですが、カスタマイズの対象になっていないため、イヤホン単体で電源オフ操作を行うと必ず他の操作が組み合わさります
例えば、8秒間長押しした場合、曲送り(1秒長押し)が行われた後に電源オフ(8秒間長押し)になる
soundpeats truengine 3se や LYPERTEK TEVI 等でも長押しによる電源操作が可能ですが、このような現象は起きません
ケースを持ち歩かない私は電源OFFのためにボタン操作を多用しますので、この問題は大きい
対策としては、2つ
1秒長押しに再生/停止を割り当てて、音量や曲が変わってしまうことを防ぐ
スマホ等から接続解除して自動で電源オフになるのを待つ
ボタンカスタマイズの自由度が低下したり、即座には電源オフできないなどの問題は残るけど仕方がない

・片側使用でモノラル再生にならない
使用しない方のイヤホンを充電ケースに収めることによって、片側使用時にモノラル再生で利用することができる旨の説明がされていますが、この通りに行ってもモノラル再生にはなりません
両側が充電ケースに収められている状態から片側のみ取り出した場合には片側使用でモノラル再生できるようですが、両側使用から片側使用モノラル再生に切り替えるためには1度両側共にケースに収納して電源が切れた後に使用する方を取り出す必要が生じてしまい、使い勝手が良くない。
私は運動時には片側のみ使用するため、片側使用で容易にモノラル再生できるということが本機を購入する決め手の一つだったので残念です

・片側使用ではボタン操作の種類が少ない
ワンクリック操作がありません
ダブルクリックと1秒長押しのみです
でありながら、スマホと接続したときにはワンクリックで音量が上がります

最後に1点だけフォローしておきます
通話音質は良いです
屋内の比較的静かな環境での使用に関する感想です
soundpeats truecapsule2(air podsと似てスティック状のパーツの先端に通話マイクを搭載しているタイプ) と同等と感じました
soundpeats truengine 3se には完勝です
ネックバンド型のsony wi-h700には少々負ける印象
家族や友人など親しい方々との間だけではなく、仕事用としても差し支えなさそうです
自分が聞く相手の声も、相手が聞く自分の声も、良くも悪くもボリュームが大きい
sony、soundpeats 、lypertekなど私の手持ちのものの中で圧倒的にボリュームが大きいです
おそらく通話相手の方は慌ててボリュームを下げるでしょう
フォローするつもりがまたディスってしまいました


結論としては個人的には満足度低めです
総じてソフトウェアの作り込みが甘いようです

この記事を書きながら Anker Soundcore Liberty Neo 2 は大枠では魅力的な商品だとあらためて思いました
私の用途、用法は多数派ではないと思いますので、多くの方にとっては満足の行く良い商品なのだろうと思います
ただ、商品企画は優れているのに細部の詰めが甘い
ankerはソフトウェアをもう少し磨いてください

スマホアプリを介してファームウェアのアップデートが可能なようなので、改善に期待します