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WF-1000XM4のニッチなレビュー その1

WF-1000XM4を購入したのでレビューしたいと思います。
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テーマは
WF-1000XM4はケース無し運用が可能か
です。

これはどのようなことかと言うと、
充電ケースを持ち歩きたくない
充電ケースを自宅に置きっぱなしにしたい
充電ケースを職場に置き忘れた
充電ケースがバッテリー切れした
等のケースで、次に充電ケースが利用できるようになる時までイヤホン本体のバッテリー切れを起こさないように過ごせるかということです。

結論としてはできます。
ただし、イヤホンを使用しない時に、装着検知センサーの半径2cm程度の範囲に物体を近づけないようにすることが必要です。
その他にも、その時点でのバッテリー残量やその後の使用時間などによっては実現できないことがあるのは言うまでもありません。

結局のところバッテリーを浪費しないために電源操作が自由に行えるかというところがポイントになります。
WF-1000XM4の電源操作(ON/OFF)方法は3通りあります。
第1に、充電ケースからの取り出し/充電ケースへの収納に連動する電源ON/OFF機能。
第2に、装着/非装着状態検知による自動電源ON/OFF機能。
第3に、「Headphones Connect」アプリからの電源OFF操作。ただしアプリから電源ON操作は行うことはできない。

ちなみに、WF-1000XM4では左右いずれか任意の片側だけを利用することが可能で、上記の第1、第2の電源操作方法では左右個別に電源をON/OFFすることが可能です。

充電ケースなし運用では上記の第2、第3の電源操作方法を利用することになります。これらの方法は組み合わせて利用することも可能です。
電源ON操作は、装着検知による自動電源ON機能に限られます。
電源OFF操作は、非装着状態検知を利用することも、アプリからの操作を利用することもできますが、非装着状態検知による方法では15分程の時間を要する一方、アプリからの操作であれば即座に実行可能です。

確実に電源操作を行うために装着/非装着状態検知センサーの動作について確認をしました。
このセンサーはいわゆる近接センサーであって、物体がおよそ5mm以内の距離まで近づいてきた場合には耳に装着されているという判定をし、物体がおよそ10mm以上の距離まで遠ざかった場合には耳から外されたという判定をします。
つまりイヤホンを手に握りしめている場合やポケットの中に無造作に放り込んである場合などは装着状態であると判断されてしまい、電源はOFFになりません。
電源をOFFにできるのは、センサーを上に向けて机の上に置いておく場合などに限られます。

記事冒頭の写真では、左側は非装着状態、右側は装着常態になっています。

なお、装着/非装着状態検知は左右個別に行われ、装着状態ではタッチ操作を受け付け、非装着状態ではタッチ操作を受け付けません。

充電ケースなし運用の可否はユーザーの生活パターンによって別れるということがわかりました。

私は充電ケース無し運用は諦めました。
WF-1000XM4の充電ケースは小型化されているので良しとすることにしました。
それに、専用のイヤーピースはデリケートなポリウレタンフォーム素材ですし、充電ケースに収納して大事に扱ったほうがいいな、と。

なお、充電ケースはバッテリー残量がゼロになっても電源ON/OFF装置としての機能は失いません。完全放電してしまった場合はどうなるか分かりませんが…


なお、下記のような用法は本記事の趣旨の範囲外です。
充電ケースを紛失した
イヤホン本体のバッテリー持続時間を超えるほど長時間使用する

以上、ニッチなレビューをタウカッパがお届けしました。