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UQモバイル「くりこしプラン+5G」へプラン変更した話 その1

「くりこしプラン+5G」と「自宅セット割」の概略

 

私はUQモバイルを2017年から利用しています。

UQモバイルは2021年8月31日に「自宅セット割」を発表しました。

私は「自宅セット割」を利用するために、対象プラン「くりこしプラン+5G」にプラン変更を行いました。

「くりこしプラン+5G」に魅力を感じたわけではなく、「自宅セット割」で料金を引き下げたいと思ったら、プラン変更が必要だったというのが実情です。メリットもデメリットもありますが、料金が引き下げられるなら総合的にはメリットの方が大きいと判断しました。

 

「くりこしプラン+5G」は5G通信に対応しただけではなく、サービスの細部において旧プランとの差異がありますが、それらの点については公式サイトでも情報が不足している部分や分かりにくい部分があり、実際にプラン変更をして分かったことなどを踏まえて記録しておきます。

 

また、現在は「くりこしプラン+5G」に変更する場合や新規契約する場合に適用できるキャンペーンが複数行われています。その中でもぜひ適用したいキャンペーンが次の2つです。

「増量オプションⅡ 1年間無料キャンペーン」(新規、プラン変更とも対象)

「くりこしプラン+5G データプレゼントキャンペーン」(プラン変更のみ対象)

いずれも2021年9月2日開始、終了日未定となっています

これから整理しておく内容は、これらのキャンペーンをなるべく有効活用するためにも、知っておくべきポイントとなります。

 

 

「自宅セット割」は「くりこしプラン+5G」専用の割引オプション

「自宅セット割」は2021年9月2日より提供開始された割引サービス。

「自宅セット割」は、「くりこしプラン+5G」と対象サービスをセットで利用することにより、「くりこしプラン+5G」の料金が割引されます。

「自宅セット割」は「でんきコース」「インターネットコース」の2コース構成。

「でんきコース」の対象サービスはUQでんき。

「インターネットコース」の対象サービスは、auひかり、auスマートバリュー対象のケーブルテレビ・通信事業者の特定サービス。

「自宅セット割」の割引対象者は、対象サービス契約者とその家族。

その他、所定の条件を満たしたうえで申込みが必要です。

割引の適用開始は、申し込み翌月以降で、月末時点で条件を満たした利用月の請求分から。

 

UQモバイルauのサブブランドであり、当然au回線を利用したサービスを提供しています。これまでのUQモバイルの印象は、auよりも割安な料金設定ではあるものの、au回線を利用した他社MVNOサービスよりは割高な料金設定であるというものでした。他社MVNOよりも割高である一方、通信速度は高速であるところに強みがありました。

UQモバイルは、この「自宅セット割」が適用可能な場合には、au回線を利用したサービス群の中で、低料金・高速通信の両面で魅力的なものとなります。そして、対象サービスが多く、間口が大きくなったというのもポイントです。

UQモバイルの旧プラン利用者が「自宅セット割」の適用を受けるためにはプラン変更が必要です。

 

 

「くりこしプラン+5G」

・2021年9月2日提供開始

・契約期間の拘束無し

・5G通信に対応

・eSIMに対応

・無料通話は有料のオプション提供

・料金プランの基本データ容量はS(3GB)、M(15GB)、L(25GB)の3段階から選択できる

・料金プランの基本データ容量未使用分は翌月に繰越され、翌月末で消滅する

・料金プランの基本データ容量のうち翌月に繰越せる容量は、当月プランの基本データ容量残量全て

・節約モードと高速モードの切替が自由に行える

・節約モードが他社より速くて、そこそこ使える(S:300kbps / M,L:1Mbps)

◎増量オプションⅡは定額で、料金プランの基本データ容量を増量できる

◎増量オプションⅡによる増量分は自動で反映される(チャージによるデータ追加ではない)

◎増量オプションⅡによる増量分は、未使用分は翌月へ繰越され、翌月末で消滅する

◎増量オプションⅡは、旧プランから「くりこしプラン+5G」へのプラン変更・機種変更・新規契約との同時申し込みの場合、プラン変更のための回線切替当日・機種変更当日・加入日からの適用となり、オプション料金は日割り計算となる。これらの場合以外はオプション申し込みの翌月から適用開始。

◎データ容量を追加購入(チャージ)した場合、チャージしたデータ容量の有効期間は62日間である。

◎以前にチャージしたデータ容量が残されている状態で再びチャージした場合には、チャージされた容量が合算され、有効期間は最後にチャージされた日を基準に更新される。

◎データ容量の消費順は、前月から繰越された容量>当月料金プランの容量(増量オプションⅡによる当月増量分を含む)>追加購入チャージした容量

・会員向けサイトやアプリにログインするためにはauIDが必要になる。

 

 

旧プランから「くりこしプラン+5G」にプラン変更する場合の注意事項

・旧プランで未使用で残されていたデータ容量(前月から繰越された容量・当月プランの容量・追加購入チャージした容量、いずれも含む)は引き継がれずに消滅する

・「くりこしプラン+5G」への切替が月の途中であっても、変更後の料金プランの基本データ容量がひと月分丸ごと付与される

・「くりこしプラン+5G」への切替が月の途中で行われた場合、旧プランと「くりこしプラン+5G」はそれぞれ日割り計算される。

・「くりこしプラン+5G」から旧プランへ戻すことはできない

simカードの交換、回線切替が必要

・プラン変更と同時にeSIMを申し込むことはできない。

 

 

ここまで、「自宅セット割」「くりこしプラン+5G」「くりこしプラン+5Gにプラン変更する場合の注意事項」についてまとめました。

 

たったこれだけのことなのですが、繰越に関する条件や「増量オプションⅡ」「追加購入チャージ」について、プラン変更を行う前には、電話サポート担当者もショップ店員も正確に把握していなくて説明がバラバラで、日を置いて合計3回問い合わせをしました。毎回違う回答が返ってきました。最後には、問い合わせ電話終了後に担当者が間違いの訂正のために電話をかけてきたくらいです。その訂正の電話でも一つの訂正から新たな疑問、矛盾が生じてしまい、そう考えると4回問い合わせたといってもよいかもしれません。

さらに、プラン変更を行う前に下書きをしていたこの記事も、実際にプラン変更を行った後に修正を加えています。

 

 

以降、蛇足です。

旧プランの概略

私は月々の利用料金を削減するために自宅セット割を適用させたかったので「くりこしプラン+5G」へ変更することを決めました。

しかし、利用状況によっては旧プランを維持した方が良い場合もあります。

「くりこしプラン+5G」の特徴である5G通信やeSIIMを利用するには対応端末が必要であり、5G通信エリアもまだまだ広がっていないなど、必ずしもその恩恵を受けられるとは限りません。

新旧プランを比べると、繰越のデータ容量上限の有無、チャージしたデータ容量の有効期間の長さに違いがあります。旧「増量オプション」がデータ容量の追加購入チャージに対する値引きであったものが、「増量オプションⅡ」では料金プランの基本データ容量を増量するものへと変わっていて、似て非なるものであることが分かると思います。

「自宅セット割」が、旧プランの「でんきセット割」の拡張版的存在となります。

というわけで、参考までに、旧プランの概略をサービス内容の変遷も絡めて以下に整理しました。

 

 

まずは私が最初に利用したプランの概要からまとめます。

「おしゃべりプラン/ぴったりプラン」(2017年当時のプラン)(受付終了済み)。

2年縛りのプラン

無料通話が2種類から選べる

(おしゃべりプラン5分かけ放題/ぴったりプランの容量により合計最大1、2または3時間)

月間データ容量はS、M、Lの3段階から選択できる

プランの基本データ容量未使用分は翌月に繰越され、翌月末で消滅

プランの基本データ容量のうち繰越せる容量は、翌月プランの基本データ容量と同量が上限

(例:容量Lから容量Sへ変更した場合、Lが丸ごと残っていても繰越せるのはSと同量となり、翌月使用できるのはS+Sまで)

節約モードと高速モードの切替が自由に行える

節約モードが他社より速くてそこそこ使える300kbps

データ容量は追加購入(チャージ)できる

チャージしたデータ容量の有効期間は90日間で、以前にチャージしたデータ容量が残されている状態で再びチャージした場合にはデータ用が合算されて有効期間が更新される。

増量オプションにより、定額で割安にデータ容量をチャージできる

増量オプションにより得られるデータ容量は当月中に自分でチャージする必要があり、忘れるとオプション料金の払い損

増量オプション2年間無料キャンペーンあり

長期割引、継続割引などあり

家族割引あり(2回線目以降)

何度かの改変を経て4G通信サービスとしては最後のプランとなる「くりこしプラン」に変わっています。このくりこしプランも含めて4G通信用プランは全てすでに新規申し込みを終了しています

くりこしプラン(2021年2月1日提供開始)(新規受付終了)

(おしゃべりプラン、ぴったりプランとの主な差異)

2年縛り撤廃

無料通話をオプションとして分離

各プランのデータ容量の増量

節約モードが一部プラン容量によっては1Mbpsに増速

増量オプション廃止

長期割引、継続割引など廃止されたが料金改定で同水準維持

家族割引廃止

でんきセット割あり。UQでんきとセット利用することでUQでんき利用者とその家族が割引対象となる。

 

 

旧プランの変遷ではデータ容量単価の引き下げなどサービス内容の改善はあるものの、割引やキャンペーンを含めたプラン料金に大きな変化はないように思います。

UQでんきセット割の登場でようやく料金を引き下げが実現できたような感じです。