はい、どうも。
タウカッパと申します。
完全ワイヤレスイヤホン ag TWS04K を購入しました。
使ってみた感想を最初にまとめておきます。
高音質です。低音から高音まで文句なし。
ようやく、完全ワイヤレスイヤホン探しの旅の終着点にたどり着いた感があります。
と言っても、すでにもう一つ手元に届いてるんですがぁぁぁ。
良かった点
小型なので装着しても圧迫感が無い。
軽量なので装着しても重さを感じない。
実ボタン操作式なので誤操作が発生しない。
実ボタン操作式なのに操作時のクリック音が響きにくい。
イヤホン本体だけでも最大9時間の音楽再生が可能。
防水性能IPX7対応。
フラットな特性をベースにしつつ、適度に色付けされた音質。
装着感の優れたイヤーピースが5サイズ付属
充電ケースがモバイルバッテリーにもなる。
悪かった点
実ボタン操作式なので、操作時にポジションがズレる。
高さがあり、装着していると目立つ。
充電ケースが大きめ。
音声ガイダンスが大きめ。
〜音質が良くないと思ったら試してみること〜
もし、ag TWS04K の音質が良くないと感じているなら、試してみるべきことがあります。
1.イヤーピースを交換してみる。
2.耳への差し込み具合を調整してみる。
基本的なことで恐縮です。
カナル型のイヤホンは、装着具合で音質がガラッと変わることがあります。
イヤーピースは自分が最もフィットすると思ったものだけではなく、その前後のサイズについても音を鳴らして確認をしてみたほうがよいです。
イヤーピースを耳へ挿入する深さを微調整するだけでも音質がガラッと変わることもありますので、少し浅めに挿入してみるとか、ちょっと角度を変えて深めに挿入してみるとかしてみると良い結果が得られることがあります。
まず、商品の特徴、スペック、価格等を整理します。
完全ワイヤレスイヤホン
Bluetooth 5.0
bluetoothチップ QCC3020搭載
Bluetooth通信距離は非公表
左右同時伝送 TWS plus方式
対応コーデック SBC/AAC/aptX
左右いずれか片方単独でもモノラルのイヤホンとして使用可能
実ボタンによる操作方式
防水性能 IPX7
通話用ノイズキャンセルCVC8
イヤーピースはfinalの新設計イヤーピース「TYPE E 完全ワイヤレス専用仕様」で、サイズの異なるシリコン製5組が付属
充電ケースは2600mAhの大容量バッテリーを搭載し、モバイルバッテリーにもなる
バッテリー持続時間はイヤホン本体で最大9時間、付属の充電ケースを合わせて最大180時間
イヤホン本体は充電ケースに収納することによりマグネット接続で充電される。
充電ケースの充電ポートはUSB type-c。
フル充電時間はイヤホン本体2時間、充電ケース4時間
USB type-cケーブル付属
公式サイト販売価格15,800円(送料込み、税込み)
音質はfinalが全面監修。スピーカーとしての作り込みを徹底したうえで、Bluetooth特有の聴き疲れしやすい音質を抑え、透明感のあるクリアなボーカルと十分な低音感を両立したとのこと。
アクティブノイズキャンセルなし
外音取り込みなし
ACアダプタなし
以上の特徴、スペック、価格からすると良さそうな感じですね。
agは、finalブランドで知られる日本のオーディオ機器メーカーSNEXTの完全ワイヤレスイヤホン新ブランドです。
音質についてはfinalが全面監修を行っているということで、期待が高まります。
では、レビューしていきます。
使用感レビュー〜開封からペアリング〜
ポップな色使いの紙製ケースです。蓋はマグネットで固定されています。
内容物の確認
イヤホン本体
充電ケース
充電ケーブル(USB type-A/type-C)
イヤーピース5サイズ各1組
マニュアル類
充電ケースの外装はレザー製です。高級感がありますが、合皮でしょうから加水分解でボロボロにならない事を祈ります。
充電ケースの形態はいかにも「箱」といった佇まいなので、机上に置いた時などに転がることがありません。
充電ケースの充電ポートはUSB type-cとなっていて、ケーブル接続の際には表裏の確認が必要なく、利便性が高いです。
充電ケースとしては大きいですが、大容量バッテリーを内蔵していて、音楽再生約170時間分のイヤホン本体の充電が可能です。
充電ケースはスマホなどの充電が可能なモバイルバッテリーとしても使用可能です。スマホの充電に利用するためには、別途ケーブルが必要です。
充電ケースの充電中は、LEDインジケータが点滅し、電池残量に応じてLEDの色が変化します。
LEDインジケータが赤点滅なら残量0〜10%
LEDインジケータが黄点滅なら残量10〜90%
LEDインジケータが緑点滅なら残量90〜100%
LEDインジケータが緑点灯なら充電完了
イヤホン本体の充電中は、充電状態に応じて、イヤホン本体の実ボタン上にあるLEDインジケータの点灯状態が変化します。
LEDがオレンジ色に点滅なら充電中
LEDがオレンジ色に点灯なら充電完了
充電ケーブルは、充電ケースを充電するために使用します。充電ケース側がUSB type-C、逆側(充電器側)がUSB type-Aとなっています。充電器は別途用意が必要ですが、スマホ用のUSB充電器などが利用可能です。
イヤーピースは白色半透明のシリコン製のものがSS/S/M/L/LLの5サイズ各1組が同梱されています。
finalが完全ワイヤレスイヤホンのために開発した新作です。
SpinFit CP360 やSedna Earfit light short と比べても更に短いので、汎用性が高そうです。
柔らかく、しっとり感があるのにサラッと感もあり、素晴らしい感触です。
イヤホン本体には、左右それぞれに実ボタン1つが搭載されています。実ボタンなので、操作時にポジションがずれてしまうことがありますが、クリック音があまり響いてこないのが本機の利点です。
イヤホン本体の電源オンオフは、充電ケースからの取出し、充電ケースへの収納に連動します。
イヤホン単独でも、実ボタンの操作で電源のオンオフが可能です。即座に電源をオフにする事ができますので、飛行機に搭乗する際などでも困ることはなさそうです。必ずしも、充電ケースを携行する必要はなく、本体のみを持って出かけても大丈夫です。
イヤホン本体の電源がオンになると、そのままペアリングモードに移行します。
ペアリングが完了している場合には、電源オンになると自動的に接続します。
左右の実ボタンは基本的には同じ動作をしますが、ボリュームや、スキップは右と左で動作が異なります。
慣れるまでは少々混乱しそうです。
リダイアル操作はありません。操作を間違えても人に迷惑をかけることはありません。
使用感レビュー〜装着感〜
ワイヤーの煩わしさから解放され、快適そのもの。
イヤホン本体は耳の凹みへの収まり具合は良好で、不快感はなく、軽量なので負担を感じません。ただ、やや小ぶりなので外耳に対して密着しないため、心理的には不安定な感があります。耳にかけるフックやイヤウイングなどもなく、運動時などでは少し不安です。(実際に落ちたりはしていません。)
装着感は良好なのですが、各種の操作は左右のイヤホンそれぞれに搭載されている実ボタンで行うため、操作時にポジションが若干ズレることがあります。
この商品にはシリコン製イヤーピースがSS/S/M/L/LLの5サイズも同梱されていますので、最適なサイズのものが含まれている可能性が高いです。
商品の開封時点では、Mサイズのイヤーピースがイヤホン本体に取り付けられています。
このイヤーピースは、完全ワイヤレスイヤホン向けの新開発品で、装着感は抜群です。
柔らかく、しっとり感があるのにサラッと感もあり、素晴らしい感触です。
イヤーピースのサイズ合わせの際には、装着したフィーリングの確認だけではなく、実際に音を鳴らして音質の確認をしてみることも必要です。
今回は私にとっては、姿勢によってS/Mサイズが最も装着感がよく、音質も良好でした。
このイヤーピースは長さが非常に短い部類のもので、それが理由だと思うのですが、姿勢の変化によってフィット感が変化することがあります。例えば、私の場合は立っている時や座っている時であれば、Sサイズが耳穴の中で密着する最小サイズであり、圧迫感もなく、最適な選択肢となるのですが、寝転んだ状態では密着しなくなってしまいます。
最悪の場合、トイレで前屈みになった時に緩んで、外れてしまうというようなことが発生する可能性もあります。
ですので、このイヤーピースのサイズ合わせは慎重に行った方がいいかもしれません。
使用感レビュー〜バッテリー持ち・携帯性・操作性・防水性能〜
イヤホン本体の音楽再生可能時間は最大約10時間となっていて、完全ワイヤレスイヤホンとしては長い方です。
仮に、1日の使用の内訳=音楽再生1時間×3回+通話合計1時間+待ち受け、とすると本体だけでも十分な感じですね。
充電ケースも合わせた最大使用可能時間は180時間となっていて、長距離移動時などでも十分ですし、数週間は持ちます。
イヤホン本体のバッテリー持続時間が長く、また、イヤホン本体で電源のオンオフ操作が行えるため、基本的には、充電ケースを携行する必要はなく、イヤホン本体だけを持って出かけても大丈夫だと思います。
イヤホンそのものは小型軽量なので携帯性が悪いなどということはあり得ません。
イヤホン本体のバッテリー持続時間が十分なので、充電ケースを必ずしも持ち歩く必要がないというところも利点となります。
充電ケースは大きめなので、持ち運びには邪魔な場合もあるかもしれませんが、スマホの充電が可能なモバイルバッテリー機能を搭載しているため、持っていると役立つ場面もあるでしょう。
注意点としては、衣類のポケットにしまったまま洗濯をしてしまわないように気を付けなければいけないことです。本機は防水性能が高いですが、洗濯のような水流の中での防水性能は保証されていませんし、あくまでも電子機器なので濡らさないでおくことがベストです。
充電ケースには防水性能が備わっていませんので、鳴らさないように気を付けなければいけません。
操作方法は実ボタン式なので、無意識にうっかり軽く触れてしまったとしても誤操作が発生しません。実ボタン操作の場合、クリック音が響きやすいのですが、本機ではうまく抑えられています。ただ、操作の際に装着ポジションがずれやすいです。
操作は左右どちらのイヤホンでも行うことができますが、ボリュームの操作や、音楽再生のスキップ/バックなどは左右で異なる反応をします。
ボタンを押す回数や長さに対して、様々な操作が割り振られていて、色々な操作を行うことができます。ただ、快適とは言えないので、結局はスマホ側で操作をすることが殆どだと思います。
本機の防水性能はIPX7となっていて、イヤホンとしては最高クラスの防水性能を持っています。運動時の汗の付着や雨に打たれるぐらいであれば全く問題はないはずです。万一の水没にも耐えられる性能を持っていますので安心して利用することができます。
ただし、水濡れによる故障については保証を受けられないことが多いので、極力、濡らさないように気を付けた方がいいです。充電ケースは防水性能を備えていないので注意が必要です。
使用感レビュー〜音楽リスニング〜
付属のMサイズのイヤーピースを装着して音楽を聞いてみました。
スマホとペアリングをして、音楽を聴いてみました。実際に音楽を聴いている間、スマホをズボンの前ポケット、後ろポケット、カバンの中と入れ替えてみましたが、何の状態でも接続が安定していました。
音質はフラットでナチュラル、豊かでありながら引き締まった低音と、潤いのある高音で、雑味のないクリアな音質です。
先に所有していたTaotronics Sound Liberty77やSoundPeats Truengine 3SEと比較すると、透明感、解像感が圧倒的に高く、それでいて耳に刺さるような刺激的な音が鳴らないので、聞き疲れすることもありませんし、低音がグッと低いところから響いてきます。
音楽再現力の高さが際立っています。
使用感レビュー〜映画鑑賞〜
映画鑑賞においても音質は良好でした。
効果音には迫力がありますし、セリフは生々しさがあります。
〜TAOTRONICS TT-BH07と音楽聴き比べ〜
TT-BH07の特徴をまとめます。
2016年頃発売
Bluetooth 4.1
対応コーデック SBC/aptX
左右のイヤホンがコードでつながった形状
当時の価格は3,000円を切る程度だったと思いますが、現在ではアマゾンで2,200円で扱われています。
今となっては明らかに旧世代の仕様ですが、当時、価格からは考えられない音質ということで大ヒットした機種です。一聴しただけなら、同価格帯(3,000円未満)の有線イヤホンと遜色のない音質です。通常はポップスなどの音楽を聴くうえでは不満はありません。
TWS04Kと比較すると全体的に描写があまく、曇っていて、高音は歪み感があり、低音のボワつきを感じます。もはや比較対象とはなりません。
TaoTronics イヤホン・ヘッドホン TT-BH07 [レッド]
- メディア: エレクトロニクス
〜ENACFIRE CF8003と音楽聞き比べ〜
CF8003の特徴をまとめます。
2017年頃発売
Bluetooth 4.1
対応コーデック SBC
片耳だけのモノラルイヤホン
超小型
現在は既に販売終了となっていますが、当時の価格で2500円前後だったと思います。
低音から高音までナチュラルですが、中低域が豊かで温かみのある音を聞かせてくれる機種です。
TWS04Kを片耳使用でモノラル化して聴きくらべてみました。CF8003は低域がボワついていて、高域は全く伸びていませんし、全体的に解像感が低く曇っています。
音質 :★★★★★
装着感 :★★★★☆
接続安定性:★★★★★
バッテリー:★★★★★
携帯性 :★★★★★
操作性 :★★★☆☆
防水性能 :★★★★★
遮音性 :★★★★☆
外音取込み:なし
ノイキャン:なし
通話品質 :未評価
コスパ :★★★★☆
装着感は良い方ですが、やや小型なために耳への収まりは良いけれどもフィット感が足りません。イヤホン本体の大きさや形状をもう少し耳の形状にフィットするものにするとかイヤーウイングやイヤーフックを取り付けるとか改善が欲しいです。
イヤホン本体部分の形状がフィット感のよいものだったら、操作時のポジションズレも減らせるではないかと思う。
実ボタン式の操作は、タッチセンサー式のものと比べて一長一短。悪いわけではありません。
コスパは高いです。
本機は5,000円前後の格安中華イヤホンとは完全に別格です。