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完全ワイヤレスイヤホンTaotronics SoundLiberty77を購入

はい、どうも。
タウカッパと申します。

完全ワイヤレスイヤホンTaotronics SoundLiberty77を購入しました。
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使ってみた感想を最初にまとめておきます。
装着感の良し悪しは人によってだいぶ変わりそう。
うまくフィットすれば音質は良好だし、コスパは悪くないです。

良かった点
耳のくぼみにフィットする本体形状。
装着しても重さを感じない軽量さ。
運動しても落ちそうにないフィット感。
タッチ操作なのでボタンのクリック音が響いてこない。
癖のない音質。
安定したbluetooth接続性能。
googleアシスタント対応。(説明書に記載無し。機種依存?)
充電ケースが小型。

悪かった点
イヤホン単体では電源のオンオフ操作ができない。
(充電ケースに収納して蓋を開閉する必要がある)
電源をオンにするためには一旦充電ケースに収納する必要がある。
即座に電源をオフにするためには充電ケースに収納する必要がある。
イヤホンの電源をオンオフするためには、充電ケースを常に携帯する必要がある。
再生時間が、イヤホン本体だけでは最大5時間までで短め。
(1日の使用内容=音楽再生1時間×3回+通話合計1時間+待ち受け、とすると本体だけでは厳しい)
イヤーピースが耳にフィットしにくい形状をしている。
イヤーピースが耳にフィットしにくい形状なのに、大きさのバリエーションが少ない。
タッチ操作式なので、装着具合を調整しようとすると誤操作してしまう。
aptXに非対応。
USB Type-C ではなく microUSB。
取説に記載の無い動作をする。(googleアシスタントとか)


〜音質が良くないと思ったら試してみること〜
もし、TAOTRONICS SoundLiberty77の音質が良くないと感じているなら、試してみるべきことがあります。
1.イヤーピースを交換してみる。
2.耳への差し込み具合を調整してみる。
基本的なことで恐縮です。
カナル型のイヤホンは、装着具合で音質がガラッと変わることがあります。
イヤーピースは自分が最もフィットすると思ったものだけではなく、その前後のサイズについても音を鳴らして確認をしてもらいたいです。
イヤーピースを耳へ挿入する深さを微調整するだけでも音質がガラッと変わることもありますので、少し浅めに挿入してみるとか、ちょっと角度を変えて深めに挿入してみるとかしてみてもらいたいです。


では、レビューします。

まず、商品の特徴、スペック、価格等を整理します。

完全ワイヤレスイヤホン
Bluetooth 5.0
bluetoothチップ AB1532搭載
Bluetooth通信距離は非公表
左右同時伝送 MCSync方式
対応コーデック SBC/AAC
左右いずれか片方単独でもモノラルのイヤホンとして使用可能
タッチセンサーによる操作方式
防水 IPX7
通話用ノイズキャンセル非公表
イヤーピースはサイズの異なる3組が付属
充電ケースは7.3*3.4*2.7cmの小型、本体含めて44gで軽量
バッテリー持続時間はイヤホン本体で最大5時間、付属の充電ケースを合わせて最大20時間
イヤホン本体は充電ケースに収納することによりマグネット接続で充電される。充電10分で1時間程度使用可能。
充電ケースの充電ポートはmicroUSB。フル充電は2時間ほど
microUSBケーブル付属
Amazonでの販売価格5,099円

アクティブノイズキャンセルなし
外音取り込みなし
ACアダプタなし

以上の特徴、スペック、価格からすると良さそうな感じですね。
Amazonでのユーザー評価も上々でした。
早速レビューしていきます。


使用感レビュー〜開封からペアリング〜
開封すると本体は充電ケースの中に納められた状態となっていました。

充電ケースは小型で、形状は丸みを帯びていて、バッグの中への出し入れがしやすいです。底面は平面になっているので机上に置いた時などに転がることがありません。充電器の充電ポートはmicroUSBとなっていて、ケーブル接続の際には表裏の確認が必要で、少々煩わしさと古臭さを感じてしまいます。この手の商品には、まだ、 microUSBを採用しているものも多いので、仕方のないことかもしれません。なお、microUSBケーブルは付属していましたが、充電器までは付属していませんでした。
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充電ケースを開けると、本体が収納されています。
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この商品にはイヤーピースが大中小3サイズ各1組が同梱されています。中サイズのイヤーピースはイヤホン本体に装着された状態となっていました。イヤーピースは横から見ると角ばった形をしていて、傘の裾が広がっていないためフィットしにくく、サイズ選びが難しいタイプです。

イヤホン本体には左右それぞれにタッチセンサーが搭載されていて、そのタッチセンサーで操作することになります。

電源のオンオフは、充電ケースに収納した状態での蓋の開閉に連動します。また、Bluetooth機器との接続がない場合には10分ほどで電源がオフになります。
単独で即座に電源をオフにする事はできませんので、飛行機に搭乗した際などは困りそうです。また、電源オフになった後、再び電源を入れるためには、一度充電ケースに収納する必要があります。つまり、いくらバッテリーの持ちが良くても、充電ケースは常に携帯する必要があります。
電源がオンになるとそのままペアリングモードに移行します。
ペアリングが完了している場合には、電源オンになると自動的に接続します。
ペアリングが完了していても接続する相手がいない場合には、接続待機と同時にペアリングモードとなります。
左右のタッチセンサーは基本的には同じ動作をしますが、ボリュームや、スキップは右と左で動作が異なります。
再生/停止はダブルタップ
ボリューム上げは右シングルタップ(左側のみ使用時は不可)
ボリューム下げは左シングルタップ(右側のみ使用時は不可)
進むは右トリプルタップ(左側のみ使用時は不可)
戻るは左トリプルタップ(右側のみ使用時は不可)
通話応答はシングルタップ
通話終了はダブルタップ
通話拒否は2秒間長押し
Google Assistant 起動長押し(説明書に記載無し。機種依存?)
慣れるまでは少々混乱しそうです。
また、タッチセンサーなので、意図せず誤った操作をしてしまうことがあります。
曲の再生中に装着具合の微調整を行うと、大音量になってしまったり、スキップ操作をしてしまったりすることが多発します。


使用感レビュー〜装着感〜
ワイヤーの煩わしさから解放され快適そのもの。
イヤホン本体はやや大きめに見えますが、耳の凹みへの収まり具合は良好で、不快感はなく、安定感がありますし、軽量なので負担を感じません。
この商品にはイヤーピースが大中小3サイズ各1組が同梱されています。大サイズのイヤーピースは私にとっては若干きついのですが、中サイズのものだと少し緩くなってしまいます。
イヤーピースは横から見ると角ばった形をしていて、傘の裾が広がっていないタイプです。このタイプのイヤーピースはフィットしにくく、合う合わないがはっきりと分かれます。
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上の写真はイヤーピースを横から写したもので、左側は Sound Liberty77に付属の大サイズ、右側は比較用のTT-BH07という機種に付属の中サイズ(大サイズだったかも?)です。
私の場合は、とりあえず大サイズのイヤーピースを使用して慣れるのを待つか、別のイヤーピースに取り替えるかすることになりそうです。
耳にかけるフックやイヤウイングなどはありませんが、運動時などでも安定しています。緩めのイヤーピースを装着している場合でも安定感は変わらず、優秀です。

注意点は、装着具合を微調整する際に、タッチセンサーに誤って触れてしまい、誤操作してしまうことがあったことくらいか。

イヤーピースのサイズ合わせの際には、装着したフィーリングの確認だけではなく、実際に音を鳴らして音質の確認をしてみることも必要です。
今回は音質の面でも、私にとっては大サイズのイヤーピースがベストでした。
ただ、しばらく音楽鑑賞を続けていると圧迫感に耐えられなくなってきて、耳への挿入を若干浅めにして改善しました。その後大サイズのイヤーピースにも完全になれました。


使用感レビュー〜バッテリー持ち・携帯性・操作性〜
イヤホン本体の音楽再生可能時間は最大約5時間となっていて、やや短めです。仮に、1日の使用内容の内訳=音楽再生1時間×3回+通話合計1時間+待ち受け、とすると本体だけでは少し心配です。
充電ケースも合わせた最大使用可能時間は20時間となっていて、長距離移動時などには必要最低限というところです。
基本的には、充電ケースは常に携行が必要で、毎日充電する必要がありそうです。

イヤホンそのものは小型軽量なので携帯性が悪いなどということはあり得ません。
また、充電ケースも小型軽量なので、持ち運ぶのも苦にはなりません。
しかし、前述のようにイヤホン本体のバッテリー持続時間がやや短めで、イヤホン本体だけを持って出かけるという利用が制限され、充電ケースを携行する必要があるという意味では携帯性に優れるとは言い難い。
ただ、充電ケースを持ち運ぶことを前提として考えるのであれば、充電ケースが小型軽量となっているために携帯性に優れる、とも言えます。

操作方法はタッチセンサー式になっています。もし、実ボタン式であれば、ボタン操作のクリック音が響いてくるとか、装着ポジションがずれてしまうとかの問題が生じますが、タッチセンサー式なので、そのような問題は生じません。
ただ、意図せず触れてしまっただけで、例えば、装着具合を微調整しようとした際に誤って触れてしまっただけで、センサーが反応して誤操作が生じるという問題はあります。
操作は左右どちらのイヤホンでも行うことができますが、ボリュームの操作や、音楽再生のスキップ/バックなどは左右で異なる反応をするものもあります。
タップする回数や長さに対して、様々な操作が割り振られていて、色々な操作を行うことができます。ただ、快適とは言えず、結局はスマホ側で操作をすることが殆どだと思います。
操作の面で最も困ったことは、電源のオンオフ操作ができないということです。電源のオンオフは、充電ケースへの収納取り出しと連動していて、イヤホン本体側での操作を行うことはできません。もし、充電ケースがない場合でも、Bluetooth接続が解除されると10分ほどで電源はオフになりますが、再び電源をオンにするためには充電ケースが必要になってきます。
このように、操作上の問題からも、充電ケースの携行は必須となってきます。


使用感レビュー〜音楽リスニング〜
付属の大サイズのイヤーピースを使用して音楽を聞いてみました。
スマホとペアリングをして、音楽を聴いてみました。実際に音楽を聴いている間、スマホをズボンの前ポケット、後ろポケット、カバンの中と入れ替えてみましたが、何の状態でも接続が安定していました。
音質も極めて良好です。さすが、TT-BH07というヒット商品を世に送り出したTaotronicsです。
私のスマホは対応コーデックに AAC が含まれていないため、SBCが利用されていましたが、満足度の高い音質でした。
このイヤホンは IPX7防水なのですが、音質の面で不利になっているとは感じませんでした。


使用感レビュー〜映画鑑賞〜
映画鑑賞においても音質は良好でした。
効果音には迫力があり、それでいてセリフが聞き取りやすいです。


〜TAOTRONICS TT-BH07と音楽聴き比べ〜
TT-BH07の特徴をまとめます。
2016年頃発売
Bluetooth 4.1
対応コーデック SBC/aptX
左右のイヤホンがコードでつながった形状
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当時の価格は3,000円を切る程度だったと思いますが、現在ではアマゾンで2,200円で扱われています。
今となっては明らかに旧世代の仕様ですが、当時、価格からは考えられない音質ということで大ヒットした機種です。
早速、こちらの機種に取り替えて音楽を聴いてみました。
一聴しただけなら、同価格帯(3,000円未満)の有線イヤホンと遜色のない音質です。これなら満足して音楽を聴くことができます。
SoundLiberty77と比べると、こちらの方がわずかに歪み感が少なくすっきりとしているようです。やはりコーデックのaptXが良いのかもしれないです。ただ、街の雑踏の中で使用するのであればその差は分かりません。

〜ENACFIRE CF8003と音楽聞き比べ〜
CF8003の特徴をまとめます。
2017年頃発売
Bluetooth 4.1
対応コーデック SBC
片耳だけのモノラルイヤホン
超小型
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現在は既に販売終了となっていますが、当時の価格で2500円前後だったと思います。
早速こちらの機種でも音楽を聞いてみました。
低音から高音までナチュラルに聞かせてくれるので、気持ちがいいです。中低域が豊かで温かみのある音です。Sound Liberty77は片耳使用で視聴してみましたが、CF8003と比べると低域の響きがやや弱く、その代わりにすっきりとしたボーカル、高域が特徴です。モノラルなので当然ではありますが、音場再現という点では両耳使用時SoundLiberty77には全くかないません。


音質   :★★★★☆
装着感  :★★★☆☆
接続安定性:★★★★★
バッテリー:★★★☆☆
携帯性  :★★★★☆
操作性  :★★★☆☆
遮音性  :★★★★☆
外音取込み:なし
ノイキャン:なし
通話品質 :未評価
コスパ  :★★★☆☆

音質は良好ですが、もしもaptXに対応していたらもう少し良い音で聞けたのではないかと思ってしまうと満点にはできませんでした。
装着感に関して、完全ワイヤレスイヤホンとしての利点は確かにあるのですが、イヤーピースがあまり良くありませんでした。この点については人によって評価が大きく異なってくると思います。
可使時間(バッテリーの持ち)は、本体だけでは若干不足気味、充電ケース込みなら必要十分。
携帯性については、実質的には充電ケースが必携となる点について減点しています。もしこの項目で減点しなければ可使時間や操作性を減点するところです。
操作性に関しては、タッチパネルなので扱いやすい一方、誤操作も発生してしまいます。また、本体だけで電源オンオフできないのは厳しい。
コスパは、Amazonでの通常価格5,099円をもとに評価。SoundLiberty77が私が確認した中で最悪条件となる約3,600円であれば、完全ワイヤレスイヤホン最安クラスとなり星4つといったところです。

個人的な希望としては、イヤピースの改善を望みます。
私の場合は、イヤーピースを大サイズにすると長時間の使用には耐えられませんし、イヤーピースを中サイズにしてしまうと音質がガタ落ちです。そうなってしまうと、完全ワイヤレスであることの快適さも無駄になってしまい、TT-BH07の方が良いと言うことになってしまいかねません。
イヤーピースは形状や硬さが良くない上にサイズバリエーションが少ない。サイズバリエーションを増やしたくないのであれば、もう少しフィットしやすい形状や柔らかさのイヤーピースにしてほしい。ちょっとしたことで満足感はあげられるのでもう少し頑張ってもらいたい。

左右間有線のワイヤレスイヤホンTT-BH07のコスパを基準にすると、中華系格安の完全ワイヤレスイヤホンでは5,000円以下のものから選びたいです。高くても6,000円未満。
それを超えると一流メーカー品に手が届きそうな値段になってしまいます。
また何か購入をしたら記事にしたいと思います。